函館のマリオです。

ここに一冊の古い本があります。

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函館ペリカンハウス著、函館食べたい読本。

31年前に「札幌青春街図」で有名な亜璃西社から
販売された古い食のガイド本です。


前にどこかのサイトで読みました。

30年前のグルメ本を持っていて、それに載ってる
お店が現存して
るなら。

そのお店は食べるまでも無く、名店。

ということで。

「追跡、函館食べたい読本シリーズ」9ヶ月ぶり第
92回は、
「 丸善 納谷商店」さんを目指します。

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本文の一部。

「残念なことに北海道では昆布の需要が全国一低く、
その代わり、味の素の需要が最も多いという。」

思い出したら約40年前。

「山岡さん」がカツオをマヨネーズで食べるくらい
自然に、父は醤油皿に「味の素」を溶いていた。

函館食べたい読本ってホント。

タイムトンネル。

故人の名誉のため、父のそういった「味の素」は、
ほんの一時期の嗜好と明記させていただきます。

そして、2021年3月某日丸善 納谷商店」さんは。

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普通に営業されていて初訪問。
地図はコチラ

小樽で創業されたのが明治24年。

今年で満130歳。

今年で31年続く北海道のお店は老舗なので、納谷
商店さんをソレに当てはめると。

シングル、ダブル、トリプル、「テトリス」。

それはともかく。

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おぼろ昆布。

スタッフさんにいろいろとお話しを伺います。

私よりお若いだろうに、知識と情熱に下支えされた
見事な営業トーク。

がごめ昆布の思い出といえば、私。

水中メガネの内側に塗りたくった記憶しかない。

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ディスタンスされた現役の作業場と昆布コーナー。

スタッフさんのお話しを聞きながら、簡単に。

簡単なレシピを、考え抜いて。

お支払いして帰りました。

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マリオの納谷商店の手すきおぼろ。

高いか安いかよくわからなくて、600円。

ちなみに「特白とろろ昆布」も600円。

税別で。

そしてレシピは。

お湯450mlで「豆のうどん」をよく煮てから「白だし」
大さじ2を投入して、煮えばなを小さじ1/4と2cm分の
「チューブ生姜」を入れた丼に移す。

「手すきおぼろ」の総重量は約30gなんだけど、10gく
らいをその丼の上に盛り付けて。

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マリオの手すきおぼろうどん。

(やり過ぎました~)って思いましたが。

全然。

もっと盛ったって問題なかった。

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リフトアップ。

歯ざわりと粘りが、
なまら美味い。

主張も淡くて。

今まで買ってた100均のとろろはアレ、なんだったんだ?

アレもあれで美味いですけどな。

これは別次元。

「豆のうどん」にも超合うの。

讃岐系のはきっと違う。

味噌汁にも合わない。

しっかしコレ、美味いっス。


納谷商店の手すきおぼろで2up


丸善 納谷商店
函館市新川町28‐1
0138‐22‐2926


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次回は、
函館市的場町@パン・エスポワール!!

まなざし編。